
【もくじ】
〇よなおしギターはピアノに近い?
〇普通のギターが珍しい楽器である理由
〇普通のギターはなぜ楽譜が読めなくても弾けるのか?
〇音楽理論はピアノで学ぶのが良い理由
〇普通のギターで音楽理論を学ぶ際の問題点
〇よなおしギターで音楽理論を学ぶ場合は?
〇まとめ
よなおしギターはピアノに近い?
よなおしギターの特徴について、少し踏み込んだお話をします。よなおしギターは誰でも簡単にメロディが弾ける楽器ですが、同時に以下の特徴も備えています。
音楽理論、特にコード理論を学ぶのに最適
もう少し詳しくご説明しますと...
よなおしギターはその構造がピアノに近いためコードの構成音を把握しやすくコード理論の理解につながる
となります。
普通のギターが珍しい楽器である理由
一般的なギターはとても珍しい楽器です。何が珍しいのかといいますと...
音楽理論を全く知らなくても
楽譜が全く読めなくても
何の音を出しているか分からなくても
それでも場合によっては素晴らしい演奏が出来てしまうからです。
例えば、演奏が上手いと言われるギターリストでも、五線譜が読めない人や自分で演奏しているコードが何の音で構成されているのかを把握しないで弾いている人もたくさんいるでしょう。
普通のギターはなぜ楽譜が読めなくても弾けるのか?
では何故ギターは、楽譜が読めなかったり自分の出している音が分からなくても演奏できるのでしょうか?それは...
多くのギタリストがコードやスケールを『形』で覚えているから
なんです。
ギターは、この『形』を覚えて様々に組み合わせることで、まるでパズルを組み立てるように演奏することが出来るわけです。
ただし、ギターのパズルを素晴らしい作品に仕上げるには、やはりかなりのセンスや練習が必要になるでしょう。
私も含め多くのギターリストにとって
音楽理論やコード理論を理解することはギターの技術向上に非常に役に立つ
のは間違いないでしょう。
音楽理論はピアノで学ぶのが良い理由
音楽理論は、どんな教則本を見ても『五線譜』により解説されています。そしてその解説は、ハ長調の『ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド』いわゆる『Cメジャースケール』を基準になされるのが普通で、それが最も理解しやすい方法です。
その理由の一つに
Cメジャースケールは五線譜に表した時に#あるいは♭が1つも付かない
ということが挙げられます。
五線譜は#や♭が付けば付くほど難解になっていきます。Cメジャースケールは、五線譜で最も簡単に表すことができる訳です。
そして
Cメジャースケールはピアノで弾くのがとても簡単
です。白鍵をドから順に押していけばCメジャースケールを弾くことができ、それは幼児でも十分に可能な簡単な作業です。
つまり
理論を学ぶ時に基準となるCメジャースケールは、五線譜で最も簡単に表すことができ、ピアノで最も簡単に演奏できる
となり、五線譜とピアノは非常に相性が良いと言えます。
音楽理論やコード理論を学ぶためのツールとしてピアノと相性が良い『五線譜』とピアノで最も簡単に弾ける『Cメジャースケール』が使われているという事実から
音楽理論やコード理論はピアノで学ぶのが最も分かりやすい
という結論に至るわけです。
普通のギターで音楽理論を学ぶ際の問題点
ピアノが音楽理論を学びやすい楽器だということは分かりました。では、一般的なギターの場合はどうでしょう?実は、一般的なギターで音楽理論を勉強するには1つ問題があるんです。
それには、ギターのチューニング方法が関係しています。
ギターでは、弦を指で押さえずに低い方から順に鳴らしていくのが最も簡単に音を出す方法です。
その音がチューニングの音となります。
ここに、一般的なギターのチューニングの音とピアノの鍵盤を対応させた図を載せてみます。

上の図をご覧いただくと、ギターで最も簡単に出せるチューニングの音が実は飛び飛びになっていることが分かります。
これは、ピアノの原理と掛け離れているということなんですね。
このような原理では
『ドレミファソラシドってどうやって弾くの?』
ってなり、それはつまり
ギターで音楽理論を学ぶ時に最初でつまずいてしまう
ことを意味し、また
学んだ音楽理論をギター上で表現するのが困難
という弊害をもたらすんですね。
このチューニング方法こそ、ギターに『形で演奏できる』という長所をもたらすと同時に
『音楽理論の解釈が困難』
という短所となるんです。
【実はギターに適した音楽理論の学び方もあります⇒】ギターリストに必要な音楽理論とよなおしギターの効果
よなおしギターで音楽理論を学ぶ場合は?
一方。よなおしギターの場合はどうでしょうか?よなおしギターのチューニングを、やはり鍵盤と対応させてみましょう。

いかがでしょうか?明らかに、よなおしギターで最も簡単に出せるチューニングの音は
普通のギターよりもピアノの音の並びに近い
ということが理解できると思います。
これなら、Cメジャースケール、つまり『ドレミファソラシド』も簡単に演奏できそうですし、音を理解しながら演奏することも簡単にできるだろうと予想できますね。
ピアノが、Cメジャースケールを簡単に弾けるために、出している音を把握しやすく、音楽理論やコード理論が学びやすいのと同じで
よなおしギターは、Cメジャースケールが簡単に弾けるので、出している音を把握しやすく、音楽理論やコード理論が学びやすい
ということが言えるわけです。
まとめ
実際、私自身、よなおしギターを演奏することで一般的なギターでは理解できていなかった多くのことに気が付くことが出来ました。以前の記事で解説したように、よなおしギターは、普通のギターを演奏する上で非常に大切な『右手の使い方』が自然と身に付きます。
【関連記事】右手の使い方の重要性~よなおしギターからギターへの移行はピッキングが鍵~
それと同時に、ピアノのように出している音が分かりやすく音楽理論やコード理論を簡単に理解することが出来るんです。
つまり
『ギターとピアノのイイとこ取りをした楽器』
ということが言えるでしょう。
ぜひ、ギター経験者もそうでない方も、よなおしギターで楽しみながら音楽理論を学び、長く楽しく楽器演奏を続けて頂けらと思っています。
【よなおしギターのお陰でピアニストの考え方が少し分かったのでこんなレッスンを思い付きました⇒】ピアニストのためのギターレッスン三部
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【注目記事】よなおしギターのことが分かる3つの記事!
1、まずは、弾いてみよう!~どんなに簡単な楽器か動画で確認!~
2、よなおしギターの特徴~簡単に弾ける秘密はこれ!~
3、よなおしギターの楽譜~楽譜が読めなくても簡単に弾ける!~
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