静岡県沼津市の生涯学習課では、高齢者がさまざまなことを体験し学ぶ場として『万年青(おもと)大学』と『寿大学』を運営しています。 【沼津市高齢者学級の詳細はこちら⇒】65歳以上の方を対象とした2つの学級『万年青大学』と『寿大学』 各大学の学生は、有志により
更新情報
【動画】よなおしギターが高齢者におすすめの理由~福祉のスペシャリストに聞く認知症の原因と予防~
明るい高齢化社会を目指して ますます深刻になっていく高齢化の問題。この大きな社会の流れは、もう止めることは出来ません。 認知症や老人性のうつなど、発症すれば本人はもちろん周りの人たちもそれまでの平穏な暮らしを持続するのは難しくなるでしょう。 ただ、1人
懐メロを弾こう!昭和歌謡の楽譜集(1)~よなおしギター専用メロディ譜~
『影を慕いて』(昭和7年) 『人生の並木路』(昭和12年) 『リンゴの唄』(昭和21年) 『星の流れに』(昭和22年) 『湯の町エレジー』(昭和23年) 『君忘れじのブルース』(昭和23年) 『長崎の鐘』(昭和24年) 『青い山脈』(昭和24年
ヨナ抜き音階と日本の音楽教育(十二)~そして、よなおしギターへ~
日本の旋律を作る4つの音階 私がよなおしギターのアイディアを思いついた時は、まだまだ知識が浅く(もちろん今でも十分ではない)、ヨナ抜き音階とは『童謡や唱歌に多く使われる音階である』という程度の認識しかなかったんです。 その為、このアイディアで特許
ヨナ抜き音階と日本の音楽教育(十一)~『パプリカ』の解析~
『パプリカ』の解析 いよいよ『パプリカ』である。 記事の冒頭、「この曲のメロディにはヨナ抜き音階が多く使われていると言っても差し支えない」と書いたが、ではそのメロディにどこまで日本人的な要素が込められ芸術性が高められているのかを見てみたいと思う。
ヨナ抜き音階と日本の音楽教育(十)~童謡『赤とんぼ』の解析~
『パプリカ』に込められた要素とは? 『パプリカ』を作曲した米津玄師も我々と同じように日本で音楽教育を受けた一人であり、幼少期に唱歌を習い歌った経験はもちろんあっただろう。彼がメジャーデビューし、より大衆に受け入れられる曲の作成が必要になった時、意図
ヨナ抜き音階と日本の音楽教育(九)~伊沢修二とヨナ抜き音階が残したもの~
日本の伝統よりも大切な目的 これら伊沢修二の『日本と西洋の音階を同じものとした』ことと『呂音階を音楽教育の柱とした』ことに対する批判は確かにもっともな部分が多く、前者は、私などが見てもかなり強引な理屈である。後者に関しては、前回の記事で書いたように
ヨナ抜き音階と日本の音楽教育(八)~伊沢修二に対する批判と民謡音階~
伊沢修二に対する批判 少なくとも『小学唱歌集 初篇』の歌詞以外の部分を見ると、それはまるっきり西洋音楽の教科書であり、しかもかなり良く出来た教則本だ。そこに、ドレミソラという音階(呂音階)に拘った形跡は全く見られない。逆により明確になるのは、日本と西
ヨナ抜き音階と日本の音楽教育(七)~集大成『小学唱歌集』に見られる拘り~
小学校唱歌集の完成 音楽取調掛が発足してからわずか二年後、それまでの研究の成果とも言える『小学唱歌集』の初篇が完成する。これには多大な労力が費やされたようだ。 『小学唱歌集』は日本で初めて五線譜で描かれた歌集で、掲載曲の半分はスコットランドやアイ
ヨナ抜き音階と日本の音楽教育(六)~呂音階の推進を後押しするもの~
教育のスペシャリストとして 伊沢修二自身のことや彼の生きた時代背景を考慮すれば、私のように西洋音楽の理論は多少理解している一方で日本音楽に関しては全く精通していない人間でも呂音階つまりヨナ抜き音階と同じ『ドレミソラ』に行きつくのは簡単なのである。も