
『少年時代』のコード譜とよなおしギター専用のメロディ譜です。



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1990年に井上陽水さんがリリースした曲です。累計売上136万枚のミリオンセラーを達成し、陽水さんの代表曲の1つと言えます。
陽水さんの友人でもある藤子不二雄Ⓐさんの漫画で、後に映画化された『少年時代』の主題歌でもありまが、ヒットのキッカケはソニーハンディカムのCMでしょう。
原曲はkeyA、日本語ではイ長調です。
ただ、原曲と同じキイで伴奏し、それに合わせて陽水さんと同じ高音で歌うのはなかなか難しいかもしれません。キイが原曲のままだと、曲中で最も高い音は『高いファ』です。特に声が低めの男性にはキツイ高さですね。
という訳で。今回の楽譜では、歌いやすさとよなおしギターでの演奏のしやすさを優先しkeyFとしました。
キイをFにすると歌いやすい反面、ギターでの2大難しいコード<F>と<B♭>が出てきてしまいます。これらのバレーコードが苦手な方は、以下のサイトも参考にして下さい。

また、この曲に関しては、難しいバレーコードの他に『分数コード』というコードがたくさん出てきます。この機会に、分数コードの理屈を覚えてしまいましょう!
分数コードの仕組み
分数コードとは、例えば<C/E>と表されるコードです。算数の分数に比べれば、分数コードの仕組みはそれほど難しくありません。<C/E>の場合は以下のように解釈します。
『Cコードを弾く時に一番低い音をE(ミ)にして下さい』
つまり分数コードでは『分子がコード』を表し『分母が一番低い音(ベース音)』を表します。<C/E>の実施の押さえ方は以下のようになります。

ピアノは『コードの中でどの音を一番低い音にするのか』という選択が自由にできる楽器です。一方でギターは、コードが<C>であるならその時に鳴らす一番低い音はほとんどの場合『C(ド)』になります。
そのような楽器の特性の違いにより、ピアノで伴奏された曲をギターのコードで表すと、同じコードでもベース音が変わる場合が多いため、分数コードがたくさん出てくることがあります。
『少年時代』も、来生たかお氏によるピアノが主な伴奏楽器となっています。こういった曲をギターのコードに変換すると分数コードがたくさん出てくるわけです。
一方、その構造がピアノに近いよなおしギターでは、分数コードの構造も分かりやすいです。
よなおしギター演奏解説
よなおしギターでこの曲のメロディを演奏する場合、レベル2になります。押さえる場所は、4弦1フレットつまりファが多用されます。ファが多用される部分は、4弦1フレットを左手の人差し指でずっと押さえておくことが出来れば、ずいぶんと演奏は楽になるでしょう。
それほどテンポの速い曲ではないので、慌てずに取り組めばメロディの演奏はそれほど難しくありません。
ただ、コードは少し難しいです。
とはいえ、ギターのコードに比べれば圧倒的に簡単で、その理由の1つは、全てのコードを右手の指3本しか使わないようにアレンジしているからです。
また、ギターの解説でも出てきた分数コードも、とても簡単に弾くことが出来ます。
例えば、<C/E>コードは以下のようになります。

上の図を見ると、よなおしギターの方が分数コードの構造が理解しやすいのが分かります。
<C>というコードは低い方から順に『ド・ミ・ソ』と鳴らしますが、<C/E>は低い方から順に『ミ・ソ・ド』と鳴らします。
つまり、分数コードとは『コードの音の順番を変えているだけ』であるということなんです。このように、コードの順番を変えることを『転回形』と言い、ピアノでは当たり前の演奏方法となっています。
【転回形についてはこちらの記事も参考に⇒】転回形が得意なピアニストと苦手なギターリスト~レッスンの応用編~

【注目記事】よなおしギターのことが分かる3つの記事!
1、まずは、弾いてみよう!~どんなに簡単な楽器か動画で確認!~
2、よなおしギターの特徴~簡単に弾ける秘密はこれ!~
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