
『あおげば尊し』のコード譜とよなおしギター専用のメロディ譜です。




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1884年に発表された唱歌です。卒業式の定番曲として歌われ続け、2007年には『日本の歌百選』にも選ばれています。
唱歌は、文部省が学校の教材として作っていましたので、作詞作曲者を伏せて発表されました。そのため、今でも作者不詳のままの曲が多いです。
『仰げば尊し』も作者は不明のままです。ただ、誰が作ったかの研究がなされ、曲は1871年に発表されたアメリカの曲、日本語の詞は当時の識者の話し合いで決まったという認識が有力のようです。
いずれにしても、学校の教材として作られた唱歌は歌詞の内容がとても教育的で、この曲の歌詞も無条件に学校や先生を敬う内容となっていますね。(もちろん、良い先生は敬うべきです)
大正時代、当時の著名な作家たちが「子供たちにはもっと芸術性のある唄を!」と童謡運動を巻き起こしたのも、こういった唱歌の教育的側面が要因となっています。
ギター演奏解説
このブログでは初めて出てくる二長調(KeyD)です。二長調にすることで、メロディがちょうど『1点ハ~2点二』の中にピッタリと収まります。その為、学校でも二長調で歌うことが多いようです。
【『1点ハ~2点二』についてはこちら⇒】『故郷(ふるさと)』~コード譜とメロディ譜~
KeyDはKeyGと同じくらいギターでは弾きやすいキイです。基本的なコードを使っていれば、難しいバレーコードがあまり出てこないからです。
『仰げば尊し』も、バレーコードが出てきませので非常に演奏はしやすいでしょう。ただ、拍子が8分の6拍子なので注意してください。
8分の6拍子の曲は1小節を「1・2・3 1・2・3」と数えます。
さらにこの曲の詞は、それぞれの文節の最初の1文字が全て前の小節の最後の拍になってります。
例えば「あおげば」の『あ』、「いまこそ」の『い』はその前の小節の最後の拍の音になるため、小節の頭は「あおげば」の『お』、「いまこそ」の『ま』の部分になりそこでコードを鳴らします。
拍子とコードを演奏するタイミングが少し分かり難いですが、歌を何回も歌ったことのある方は、逆にそれらを意識しない方が演奏はしやすいかもしれません。
よなおしギター演奏解説
よなおしギターでこの曲のメロディを演奏する場合、レベル2になります。よなおしギターでもあまり使わない二長調です。
二長調は<ファ>と<ド>に#が付きます。その為、6弦と1弦は1フレット、4弦は2フレットを押さえますので注意してください。
押さえる回数は多いですが、ゆったりとした曲なので慌てずに取り組めば意外とスムーズに弾けてしまうでしょう。
一方。コード伴奏はこの曲に最適化し弾きやすさと曲の雰囲気を重視してアレンジしました。よなおしギターでコードを弾くだけでも、この曲の雰囲気を十分に味わえると思います。
左手の指を最大でも2本しか使いませんので、とても弾きやすいです。ぜひチャレンジしてください。

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