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町内の集会所運営委員の委員長として、集会所を地域住民の居場所にする方法を考えていたある日、思いついたのが『集会所に自動販売機を設置する』というアイディア。

【集会所に自販機を設置する理由はこちら⇒】自販機は地域活性化の線香花火となるか~売り上げアップと集客と~


この記事では、自動販売機を設置するにあたって実際に進めた手順と、売り上げや電気代、そしてマージンまでを可能な限り解説し、最後に年間の利益を予想していきます。


まずは売り上げを見てみよう


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集会所に自動販売機を設置したのが2019年5月22日。業者さんが売り上げを集計する締日は月末です。その為、最初の明細は9日間の稼働結果ということになります。

稼働日数:9日間
売れた本数:73本
マージン合計:1,756円
1日の平均利益:195.1円
1ヶ月(30日)の利益予想:5853円


となりました。それ以外の数値は以下のようになっています。

売値平均:127.9円
平均マージン:24.1円
売値に対するマージンの割合:18.8%


※1本売れると売値に対して平均18.8%のマージンが契約者に入ることになります。マージンに関しての詳細はこの記事の後半をご覧ください。


私は当初、1日に最低3本、出来れば5本売れてくれれば良し!と思っていたので、1日に8本も売れたことに驚きです。田舎の人通りの少ない場所にしては頑張った方ではないかと思います。

当然、売り上げも予想を超え満足のいくものでした。この調子なら、まだ気が早いですが、年間を通しても十分に黒字化できそうです。

田舎の人通りの少ない場所に設置したにも関わらず予想を超える売り上げになった理由は、次回の記事で検証してみます。

【売り上げ好調の理由を考えてみました】自販機は地域活性化の線香花火となるか~売り上げアップと集客と~


ランニングコストを見てみよう


町内の集会所に設置した自動販売機は、6月下旬の現在も『あたたか~い』を販売しています。

自販機のランニングコスト、つまり電気代は、冷たいドリンクと温かいドリンクを両方販売する期間がもっとも高くなると言われます。

以上を踏まえて、実際にどれほど電気を使ったか見てみましょう。

【設置当日(5/22)の電気メーター】
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【1ヶ月後(6/21)の電気メーター】
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こちらの電気メーターは、自動販売機に使われる電気だけを計っています。電気工事の際に「ラニングコストが分かるように」ということで、電気屋さんに付けてもらいました。

これを見ると、1ヶ月(31日間)で150.6kWhの電気を使っていることが分かります。

料金は電力会社や契約内容によって変わりますが、1kWhあたり25.08円で計算すると...

150.6kWh × 25.08円 = 3777円

中部電力『電気料金の計算方法』を参考にしています。
※集会所全体の電気使用量と合算されるので全て120kWhを超える料金帯での計算としました。



契約時に業者さんから「最新のヒートポンプ式の自販機なので月1,000円いかないですよ」と言われていたので、これはちょっと電気代が掛かり過ぎに思います。

もちろん年間トータルで見ないと分かりませんので、引き続き検証していきたいと思います。


設置手順と契約


今回、集会所に自動販売機を設置するにあたり、まず町内ですでに自販機を運用している方に相談をしました。その結果、出入りの業者さんを紹介して頂けることになりました。

業者側としても商品の補充などメンテナンスが狭い範囲で行えるので都合が良いということもあり、業者選びはスムーズでした。

問題は『自動販売機を設置して勝算があるか?』の見極めです。

これは業者の方で判断するわけですが、自動販売機が飽和状態でビジネス的に厳しくなっているといわれる昨今、そう簡単には設置の許可が下りないようです。

その判断のため、担当の方が集会所を視察に来ました。

その時、私の方も「集会所なので人が集まります」「人通りは少ないですが通勤の車が多く通ります」など、必死に利点をプレゼンしました。

その場では設置の決定はされず、判断は保留。2週間ほどで「設置させてください」との連絡をいただけました。

その時に確認した契約内容は以下になります。

※集会所側をA、業者側をBとします。

⑴マージンは売値の25%
⑵電源の確保はAで準備
⑶売値の割引についてはAが決める
⑷月末締めの28日支払い(売上は口座に振込)
⑸ドリンク補充、機械のメンテナ、ゴミ箱管理はBが行う
⑹3年間は設置を継続する



ざっと以上のような内容ですが、最後まで書面による確認も契約書による締結も無いので、内容はしっかり書き留めておきました。

その後は、業者との話し合いで設置日を決め、設置に至ります。

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⑵の電源の確保に関しての補足です。電源は、家庭用のコンセントで大丈夫です。ただし、自販機本体から5m以内にコンセントが無い場合は別途電気工事が必要になります。

電気工事が不要なら設置にあたっての費用は一切かかりません。

設置は1時間程度で完了し、その後、2~3時間で販売が出来る状態になります。


マージンと売値について


契約条件のマージン25%というのは非常に好条件だと思います。

ざっと調べても、業者がメンテナンスをすべて行う場合はマージンが10%~20%の間になることが一般的のようです。

25%ということは120円のドリンクが1本売れると30円の利益になります。

ただし、集会所という場所柄を考えると「売値を下げて安く販売する方が良いのでは?」という意見もチラホラありました。

売値は我々集会所側が決めますが、値引きした分は利益から引かれます。

例えば、120円のドリンクを110円で販売した場合、120円で得られる利益の30円から10円を引かれ利益は20円となります。

つまり、売値をいくら値下げしても、業者側に入る金額は変わらず、集会所側が値下げ分を負担する形となります。

現在、集会所の自動販売機は一律10円引きで販売しています。

これは、もともとのマージンが25%と高かったので出来たことです。お陰で、地域住民に少しですがお得に購入して頂くことが出来ています。


年間の売り上げを大胆予想


集会所の自動販売機はまだ稼働して1ヶ月、売上明細が出たのは9日間の分だけという状態ですが、そのデータを元にして1年間でどれほどの利益になるか計算してみましょう。

【収入】
1日の販売数:8本
1年間の販売数:2920本
1日の利益:195.1円
1年間の利益:71,211.5円


【支出】
1ヶ月の電気代:3777円
1年間の電気代:45,324円


【差引】
71,211.5 - 45,324 = 25,887.5

1年間の利益(予想)は約25,888円です。


この結果は、自動販売機ビジネスとしてはかなりお粗末であると思います。ただ、私の予想よりもだいぶ良い結果で、さらに、この『集会所の自動販売機設置』という取り組みには金額以上に地域活性化にとって有益なことがたくさんあると思っています。

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