
子供に『得意』を考えてもらう方法
これから説明するのは、私が考えた方法です。いち主夫が考えた方法ですので、研究したわけでも、サンプル数が多いわけでも、専門家にお墨付きを頂いたわけでもありません。
ただ、子供たちに自分の『得意』を考えてもらうという点では有効だと思っています。
まず下の画像をA4用紙に印刷してください。

やり方の手順は以下のようになります。
【手順1】
始めに真ん中の『自分』と書いたある表に自分の『好き・得意・嫌い・不得意』なことを記入していきます。

好・・・あなたが好きなことを記入しましょう。いつまででもやっていられること。誰かに「もうやめなさい!」と怒られたこと。その中で最も好きだと思うものを記入しましょう。
得・・・あなたの得意なことを記入しましょう。あなたの得意なことは他の人の方が分かっています。誰かに褒められたことを思い出して記入しましょう。もしかすると、あなたはそのことが嫌いかもしれませんが、それでも記入して大丈夫です。
嫌・・・あなたが嫌いなことを記入しましょう。人、物、こと、何でもよいです。とにかく一番嫌いなことを書いてください。
不・・・あなたの不得意なことを記入しましょう。得意なことよりも思いつきやすいかもしれませんね。もしかするとそれは、あなたの好きなことかもしれません。大好きなのに上手くいかないことはたくさんありますからね。
【手順2】
四方の表に、手順1で書いた『好』『得』『嫌』『不』のそれぞれの『好き・得意・嫌い・不得意』を考えて記入していきましょう。

※画像をクリックして頂くと鮮明に表示されます
全てのマスを記入したら終了です。
完成した表の見方
この表は、あくまでも子供たちに『自分の得意を考えてもらう』のが目的です。ですから、ストレングスファインダーのように、結果から『あなたはこういう人ですよ』と判断するものではありません。
ただ、この表を作ることで明確になることがあります。それが…
あなたが社会で得をするための資質
あなたが効率的に収入を得るための資質
です。以下の5つの『得』がその資質になるわけです。
『自分の中の得意』
『好きの中の得意』
『得意の中の得意』
『嫌いの中の得意』
『不得意の中の得意』
社会に出た時、収入を得ることなく生活できるのならずっと好きなことをやっていればいいでしょう。でも実際は、生活のために収入を得る必要がある。
そんな時に自分を救ってくれるのは、これらの『得意なこと』です。何故なら...
『得意なこと』を使うのが最も効率的に収入を得る方法
だからです。
中でも重要なのが、自分が辛い時に助けてくれる2つの得意。
『嫌いの中の得意』と『不得意の中の得意』
辛い時というのは、嫌なことや苦手なことをやらなければならない時です。その中で得意なものを発見できれば、それを利用してピンチを切り抜けることが出来るわけです。
この表を作成することで、『好き』と『得意』が違うということ、また、自分はどんなことを生かせば社会で『得』することやピンチを切り抜けることが出来るのかを考えるキッカケにしてもらいたいと思っています。
ストレングス・ファインダーとは?
先日、アラフィフと言われる年齢になっても自分の魅力が全く分からない私に、友人がある本を勧めてくれました。『ストレングス・ファインダー』です。
177問にも及ぶ設問に直感で答えていき、最終的に『自分の強み』を見つけることが出来るようになっています。所要時間は約30分。
結果から言いますと、面白いように自分の資質を見抜かれます。
ご自身の隠れた強みを知りたい方はぜひやってみてください!
ただ...
ストレングスファインダーには少し問題があるように思います。
ストレングスファインダーの問題点
総合して非常に素晴らしいストレングスファインダーですが、実際にやってみると難点があることが分かりました。とにかく、難しい!
設問は1問につき20秒で回答しなければなりません。直感で回答していくので20秒という時間に意味があるのでしょう。
ただ、ストレングス・ファインダーは回答方法が独特でやり方を理解するのに手間り、私のように理解力が乏しい人間には20秒で回答するのは至難の業です。
そういったことを考えますと、このストレングスファインダーは『将来のために自分の強みを知ってもらいたい人達』つまり中高生にはハードルが高いのではないかと思うのです。
子供にはもっと考えてもらいたい
もう1つ中高生や年齢の低い子供にとってストレングスファインダーが向かない理由に『直感で回答する』ことが挙げられます。直感で設問に答えるため、当然、深く考えることはしません。もちろんその方法が、自分では気付かない才能を見つけるのに大切なのでしょう。
ただ、子供たちには、
自分についてもっと考えてもらいたい!
自分について考える方法を覚えてもらいたい!
そう思うわけです。そしてその取り組みを、事あるごとにやってもらいたいんですね。
「好きなことを活かそう」と言われて困惑する子供
最近は、さまざまな働き方や社会での貢献の仕方があり、昔に比べて『好きなことで生きる』というライフスタイルがより可能となってきました。子供たちにも『好きなことを活かして仕事につなげよう』というアプローチは多いと思います。
それを聞くたびに私は思うんです。
そのアプローチでは子供が困惑してしまうよ!
今の子供たちは大人が思っている以上にあらゆる情報を得ています。そのなかには非常にネガティブなものも多い。
子供たちは、それらの情報を自分たちなりに解釈し感じていると思います…
好きなことで生きていくのは大変だ
って。
youtubeに出てくる人気者には憧れます。でもそれと同時に、そこまでなるのにどれほど大変なのかという情報も入ってくるんですね。
私事ですが...
私は、小学6年生からずっとギターが好きでギターリストになりたいと思っていました。その気持ちは、東京でたくさんの才能ある同年代のプレイヤーと出会うまで続きました。結局、ギターリストになるのを諦めました。
自分で『諦める』と決断するのは非常に辛かったです。
【ネガティブで逃げてばかりだった私のプロフィールはこちら⇒】プロフィール~よなおしギター誕生の秘密~
今の子供たちは、それをもっと幼いころから体験します。それは、莫大な情報に触れているからです。
そしてそのことで、より『好きなことで生きていく人は特別な人!』と認識していくんですね。
今の子供は夢がないと言われますが、そうさせているのは、我々大人が与える膨大な情報が原因の1つだと言えます。
『好き』と『得意』は違う
私がなぜギターリストを諦めたかといえば、『自分を表現する』ことが不得意だったからです。ギターリストにとって、自分を表現することは非常に大切な要素です。そういう意味では、私は『ギターが不得意だった』と言えます。
私の得意なことは『教えること』と『アイディアを生むこと』です。これは、40歳を過ぎたころようやく分かったことです。
『好き』と『得意』は違う場合がある
そのことを、子供たちには早い段階で知ってもらいたい!
そう願うのですが、だからと言って子供たちに「得意なことは?」と聞いたところで、やっぱり困惑するでしょう。
大人だって、なかなかその答えを見つけられず...だからこそストレングスファインダーのようなものが流行るわけです。
でもそれはきっと、大人たちが自分の得意を見つけることをしてこなかった、あるいはその見つけ方が分からなかったということだと思うんです。
どうすれば『好き』と『得意』を区別できるのか?
どうすれば『得意』を見つけられるのか?
試行錯誤して考え出したのが、冒頭の『得意を考えてもらう方法』という訳です。
橋本真也の『好・得・嫌・不』表
最後に、非常にお恥ずかしいのですが、私が完成させた表を載せておきます。【結果はこちら⇒】橋本真也の『好得嫌不』
これを見ると、私が大好きなギターで収入を得られているのは、明らかに『得意なこと』を使っているからだということが分かります。
そしてその中でも、嫌いの中の得意である『接客』と不得意の中の得意である『コツを考える』が強烈に私の仕事をバックアップしてくれています。
もしそれが無ければ、仕事は続けられないだろうという感じさえします。
それにしても、働くことや練習が嫌いで、お金が好きとか....我ながら酷い結果です(苦笑)
この表は、中高生向けに考えたものですが、意外と大人がやっても面白いかもしれませんね。
【そんなストレングスファインダー『個別化』が上位の私とお話ししませんか?】


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