ピアニストのためのギターレッスン2

前回、ピアノ経験者のためのギターレッスンの前準備として『ギターの白鍵位置の図』をご紹介しました。

今回はいよいよ、その『ギターの白鍵位置の図』を使って実際にギターで演奏する方法を説明していきます。

【まだの方はこちらを先にお読みください⇒】ピアノ経験者がスムーズにギターを弾く方法~白鍵の場所を発見しよう!~


ピアニスト向けのギターレッスン


【L1】楽譜を準備しよう!

『ギターの白鍵位置の図』を印刷したら、次はピアノ用の楽譜を準備します。

ただここでは、あくまでもギターで歌の伴奏をすることを想定していますから、準備するピアノ用の楽譜も凝ったアレンジのものではなく、シンプルに必要最低限のコード(和音)のみが記載されているものが良いでしょう。

おすすめの楽譜はこんな感じのもです。

『保育園・幼稚園のうたあそび』


この本、私もずっと愛用しています。

誰でも知ってる曲が歌いやすいキイでシンプルにアレンジされていて、ピアノの伴奏用としてだけではなく、気軽に弾けるギターのコード譜としてもおすすめの1冊です。

この本に記載されているピアノ譜の特徴としては、左手で弾くコードが全て3音でアレンジされていること。

初めてギターに挑戦するピアニストには打ってつけの楽譜です。


【L2】押さえる場所を決めよう!

ギターは5フレット分だけでも30カ所も押さえる場所があります。次の手順で、30カ所の中から左手で(左利きの人は右手で)押さえる場所を特定していきましょう。

1、準備した楽譜の中から演奏したい曲を選びます。

2、選んだ曲のヘ音記号、つまり左手で演奏するコードの構成音を読み取ります。

3、『ギターの白鍵位置の図』の中から手順2で読み取った音を探し、その上にオセロの駒を置いてマーキングしていきましょう。

なぜオセロの駒かと言えば、白鍵部分は白、黒鍵部分は黒にして置いていけるからです。こうすることで鍵盤をイメージしやすいと思います。


【L3】実際にマーキングしょう!

例えば、ある曲の楽譜(の1部)は、こんな感じでした。

【譜例1】
ピアニストのためのギターレッスン03-1
※見難い場合は画像をクリック(タップ)していただくと拡大できます。

この部分は、3種類のコードで構成されています。それぞれのコードに番号を振ってみます。
ピアニストのためのギターレッスン03(コード番号)

それぞれのコードの構成音を『ギターの白鍵位置の図』にマーキングしてみましょう!

①のコード(ド・ファ・ラ)
015フレットまでの音名(ドファラ)

②のコード(ド・ミ・ソ)
015フレットまでの音名(ドフミソ)

③のコード(シ・レ・ソ)
015フレットまでの音名(シレソ)

【POINT!】
ギターは1本の弦で2つの音を出すことは出来ません。また、同じ高さの同じ音が出る場所が複数あるので、同じコードでも押さえ方がいくつか考えらます。指で押さえやすい位置関係を考え、工夫してマーキングしましょう!


【L4】マーキング部分を押さえよう!

次にギターを持って、マーキングした場所を実際に左手で(左利きの場合は右手で)押さえてみましょう。

コツは、指を立てて押さえることです。

ギターを演奏する上で非常に大切なコツです。ピアノでも、よく「手の形は卵を持つように!」と言われませんでしたか?

同じ要領で、このレッスンの間は弦を押さえる指と弦をはじく指の関節を伸ばすということはありません。(親指や複雑なコードは除く)

また、どの指で押さえるかの決まりはありません。いろいろ試し、最も押さえやすい指を使いましょう。

その時、前後のコードと指使いの共通点が多いほど演奏が楽になることも意識していきましょう。


譜例1では、以下の指使いが最も押さえやすいと思います。

①のコード
5弦=中指
4弦=薬指
3弦=人差し指
指の形(ドファラ)

②のコード
5弦=中指
4弦=人差し指
指の形(ドミソ)

③のコード
5弦=人差し指
指の形(シレソ)

そして、実際に弾いている時の動画です。




【POINT!】
『ギターの白鍵位置の図』と実際の画像とでは、上下左右が逆になっています。図と実際の画像の2つを比べて位置関係を把握するのは慣れないと難しいのですが、ギターの教則本や動画などはほとんどこのように説明されます。今のうちに慣れていきましょう!


【L5】弦を弾(はじ)いてみよう!

しっかり弦を押さえられたら、いよいよその弦を右手で(左利きの人は左手で)はじいてみましょう。

譜例1の全てのコードは3つの音で構成されていますから、右手の指も3本で足ります。

しかも、弾く弦は5弦4弦3弦と共通です。

この場合の弾き方の基本は

5弦 ⇒ 親指
4弦 ⇒ 人差し指
3弦 ⇒ 中指

となります。

俗にスリーフィンガーと呼ばれるこの3本の指は、ギターを演奏する上でとても大切になります。まずはこのスリーフィンガーを上手に使えるようにしたいですね。

実際に弾いている時の右手はこんな感じです。




皆さんは両手を使うピアニストですから、右手で弦をはじくのはそう苦労はないと思いますが...

やはり左手でしっかり弦を押さえるのが難しいですね!

でも、すぐに諦める必要はありませんよ!ピアノと違って、ギターは1つの音を出すのが非常に難しい楽器です。誰でも始めは音が出ないんです。

私ももちろんそうでした…

【POINT!】
ギターもピアノと同じで手に力が入っていては演奏になりません。『卵を持つように』手をフワッと軽く丸めます。そして、左手の指の先を弦に対してしっかり立てることで、指が他の弦に触れることがなく綺麗にコードを鳴らせます!


【次回は応用編!ピアニストの武器を存分に発揮する方法です!】転回形が得意なピアニストと苦手なギターリスト~レッスンの応用編~

【ピアニストのためのギターレッスン三部】
1、白鍵の場所を発見しよう!
2、5ステップで伴奏が出来るようになる方法
3、レッスンの応用編


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2、よなおしギターの特徴~簡単に弾ける秘密はこれ!~
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