教育楽器としての役割

先日の記事でお伝えしたように、9月より地元小学校でよなおしギターによるクラブ活動『ギターミュージッククラブ』が行われています。
記事【よなおしギターの教育楽器としての役割】
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クラブは全5回。一回終わるごとにブログの記事にてその模様をご報告していこうと思っています。
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10月17日(火) クラブ最終日

いよいよギターミュージッククラブも最終日となってしまった...

これまでたった四日間だったけど、10名の生徒と一緒に活動してきて、徐々に彼らとも打ち解けてきたところだったのに...これで最後なんて寂しいな~。

そんな私の心を表すかのように、最終日は雨、しかも濃霧。

でも、子供たちはいつもより元気に教室に入ってきてくれた!

最初に入ってきた6年生の女子に「好きなギター取って弾いてていいよ!」と伝える。

その子は、チューニングされ出番を待つ10本のよなおしギターを順に眺め、その中の1本を手に取ると...

「今日はこの子にする!」

と、ニコッて笑った。

よなおしギターは確かにただの小さいギターではあるんだけど、私の中では勝手に自分の子供だと思っていて。だから、生徒がよなおしギターをまるで子供のように可愛がってくれているのがとても嬉しい。

その後も、ぞくぞくと生徒たちが入ってきて、みんな好きな『子』を手に取って始まるまで思い思いにメロディを奏でたり、コードを弾いたりしていた。


さて、今日はコードの復習から。

コードとは和音のことで、『3つ以上の違う音を同時に鳴らす』という定義が一応ある。

なので、演奏者はその3つの音を選んで弾いていかなければならないのだけど、問題は『どの音を選ぶか?』ということ。

でも、そんなに難しく考える必要はないよ。

ギターミュージッククラブのみんなは、『ドレミファソラシド』のそれぞれの音の特徴を、これまで散々、うるさい位に私に刷り込まれてきたから。

自分が『こんな響きの和音を鳴らしたい!』と想像するだけでイイんだ。

例えば...

<ド>の音は大黒柱でまとめ役。

<ミ>の音はドレミファソラシドという家族をいつも明るくしてくれる存在

<ソ>の音はしっかり者で家族を安定させてくれる


以上を踏まえ、じゃあ『まとまっていて、明るくて、安定している』コードを弾きたい場合はどうするか?

簡単だよね、<ド>と<ミ>と<ソ>の3つの音を同時に鳴らせばよい。

こんな感じで、ドレミファソラシドの各音の特徴や役割が分かっていると、自分で考えたコードを作っていくことが出来る。

あとは、ギターでその音を鳴らせばイイんだよ。

ここで大切なのは、「音楽って自分で作ることが出来るんだ!」「自分の好きなように作ってイイんだ!」ってことで、そのことを一番みんなに伝えたかったんだ。

あまり時間が無かったので、どれだけ伝えられたか分からないけど。少しでも音楽や楽器を身近に感じてくれたら嬉しいな。

さて。コードの理論の後は、実際に<C><F><G>という3つのコードの押さえ方、演奏の仕方を確認。前回やっているので、みんなほとんど問題なく弾けた。

ちなみに、この<C><F><G>が弾ければかなりの数の童謡や唱歌を演奏すことが出来るのだけど、この3つのコードは全て『まとまっていて、明るくて、安定している』コード達である。ただ、まとめ役の大黒柱の名前が違うのでコードの名前も違うだけなんだ。


コードの確認が出来たので、今度はパートごとに分かれてそれぞれ練習。課題曲は『虫のこえ』。

前回同様、『メロディ』『コード』『ベース』の3パートに分かれて練習したんだけど...

みんな上手!

特に、6年生の女子3名が『コード』を担当してくれたんだけど、1小節に1回ずつコードを鳴らすという演奏方法は簡単にクリヤーしてしまって、担当の先生から「もう少し難しく出来ませんか?」というご要望を頂いた。

スゴイね!当初、6年生なら5時間のクラブでコードの最も簡単な演奏までなら出来るだろうとは思っていたけど...

さらにその上をいってる!

だから、予定外だったけど、コードを分割して演奏する『アルペジオ』という右手のテクニックを教えてあげたよ。結局これも、すぐに出来てしまったんだけどね。

よなおしギターの『アルペジオ』での右手の動かし方は、普通のギターの右手の動きと全く同じなので、正に『よなおしギターと普通のギターとの架橋』となるテクニックの1つだ。

これが出来たってことは、ギターの右手の使い方の重要な1つを覚えたと言ってイイ。

なぜそれがこんな短時間で出来たかと言えば、それは『よなおしギターは左手が簡単だから』ということに尽きる。

つまり、左手が簡単な分、右手の動かし方に集中できるということ。

これまで、私のギター教室でも多くの実例がある。よなおしギターでは、普通のギターとは比べ物にならないくらい短時間で右手のギター的動かし方が習得できるということ。

クラブでも、6年生3名がそのことを証明してくれた。


それぞれのパート練習が終わった後、いよいよ全員による合奏。

歌の1番だけを数回通すと、『メロディ』の音量が弱いことが分かった。担当の先生がすぐに対応してくださって、『ベース』担当の子1人を『メロディ』担当に変更。これで、音量的バランスが取れるようになった。

ここでも、担当の先生の判断は冴えわたる。

さらに先生がトライアングルと鈴で虫の鳴き声の部分をフォローしてくれたので、より雰囲気がアップ!私もこれならいけると思い、「11月の発表会は2番まで通してやりましょう!」と提案。

実際に1番2番を通してやってみると、1回で上手に出来た!イイ感じ!

このままなら発表会も大丈夫なんだけど...問題は、発表会が1ヶ月先だということ。なので、「発表会までの間、学校に置いてあるよなおしギターで練習してね!」と、みんなに伝えた。

みんな頑張ってくれるかな?


時間になり、クラブ最終日は終わりのご挨拶をして終了。これで、私自身初めてのクラブ活動も終了です。

片付けをしている時、まだ残っていた5年生の男子に聞いてみた

「ギター楽しかった?」

そしたら

「うん」って。

良かった~。私も色々な経験をさせてもらって、本当に楽しかったよ!

正直、実はクラブ活動中ずっとつまらなそうにしている子もいたんだ。だから、10名全員が楽しめたか?と考えると、多分NOなんだけど。でも逆に、『この子はこんな素質があるんだ!』って新たな可能性を発見した子もいて、ビックリもさせられた。

子供も色々だし、私もまだまだ経験不足だし、でも1つ確実に言えることは...

子供の可能性は計り知れないってこと。

そして、よなおしギターはその可能性の1つを引っ張り出すことが出来るツールであるってこと。


今後も、よなおしギターを使って、たくさんの子供たちの可能性を引っ張り出していきたい。それには、私自身ももっともっと経験を積んで勉強していかなければならないな。

それが、この『子』を生んだ私の使命なんだと思う。


この度、ギターミュージッククラブを設立してくださり、私が直接子供たちに教える機会を作って下さった校長先生はじめ教頭先生、職員の皆様、本当にありがとうございました。そして、毎時間フォローしてくださった2名の担当の先生、いつも助けて頂きありがとうございました。

そして、ギターミュージッククラブの記念すべき初クラブ員の10名の生徒たち、みんなのお蔭で、よなおし先生はこの5時間が本当に凄く楽しかったです!

ありがとう!発表会頑張ろうね~!


<ギターミュージッククラブ全5日間>

・小学校クラブ活動初日~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動二日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動三日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動四日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動最終日~ギターミュージッククラブ~

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