教育楽器としての役割

先日の記事でお伝えしたように、9月より地元小学校でよなおしギターによるクラブ活動『ギターミュージッククラブ』が行われています。
記事【よなおしギターの教育楽器としての役割】
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クラブは全5回。一回終わるごとにブログの記事にてその模様をご報告していこうと思っています。
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10月10日(火) クラブ四日目

運動会を挟んで二週間ぶりのギターミュージッククラブ!

前回のように体調が気になって集中できないとマズイので、私にしては珍しく栄養ドリンク(ユンケル)を呑んで臨んだクラブ四日目。


結果らか申し上げて...『ユンケル ローヤルC2』メチャクチャ効く!!

クラブ四日目は、集中して、最後まで気合入って楽しく出来たよ!


クラブ始まる前、学校に置いているよなおしギター2台を準備室から出したら、明らかに弾いた形跡がある。2週間の間に、また誰かが弾いてくれたんだね。

何だか、嬉しくなっちゃう。

さらに、クラブのみんな、また早めに教室に入ってきて好きなように弾いてくれた。前回お休みした子がいたので、「前回やったドレミファソラシドの弾き方を教えてあげてね」って、お休みした子のお友達に言ったら...

「もう教えてあげたよ!」

という返事。いつの間にお休みした子のフォーローをしてくれたんだろうか?もしかしたら、学校に置いているギターを使ったのはこの子たちかもしれないと、さらに嬉しくなっちゃって。

クラブ四日目は、凄く良い気分で始められた。


まずは、前回の復習『ドレミファソラシド』の弾き方の説明から。

もう、みんなの前での解説もだいぶ慣れてきたよ。やっぱり、みんなの反応を確認しながら進めるのが大切だね。それには、落ち着いて焦らないことが大事。そのコツがかなり掴めてきた。

ドレミファソラシドの簡単な理論、ギターの仕組みを確認して、実際にみんなで演奏。

うん、2週間あいたけど大体OK!

あとは、各自の細かい修正点を見つけて直していく。左手の押さえる位置だったり力加減だったり、ちょっとしたことで音が綺麗に出たり出なかったり...ギターはこの辺りが難しいね。

でも、みんな3回のクラブ活動で右手(弦を弾く方の手)がスムーズに動くようになっているので、左手に意識を集中できる。

つまり、修正点も早く直すことが出来るんだ。

この辺りが、よなおしギターのスゴイところで。始めから左右の手を別々に意識して動かさないと弾けない普通のギターとは一線を画すところ。


さて、そんな感じで『ドレミファソラシド』は、みんなOKだよ!

で、次はいよいよ、コード。

これも、普通のギターの手順とは違うところ。普通のギターは、曲のメロディを弾く練習をほとんどやらずにコードの練習に入ってしまう。

私の手元にある教則本『初めてのアコースティックギター』でも、そういった手順になっている。

『ドレミファソラシドの弾き方』の後は、すぐに『コードを弾いてみよう!』になっているのだ。

つまり、コードの練習に入るまでにまだ1曲も演奏していないことになり、もしコードで挫折してしまったら『ギターで1曲も演奏できずに挫折した』ことになってしまう。

コードを弾くことのハードルが非常に高いギターの特性を考えれば、1曲も弾けずに挫折する人がもの凄く多いだろうことは容易に想像できる。

仮に、頑張ってコードを練習して弾けるようになっても、それはただ形だけ覚えて出来たという場合が非常に多い。だから、そういった人たちのほとんどは次の段階まで進めない。

『メロディを弾けるようになりたい』『理論の勉強をしたい』

という理由で私のギター教室に入会される方がとても多いのはその為だ。


よなおしギターは、まずメロディを弾く。楽しく弾く。『ギター弾けた!楽しい!』ってなる。

たくさんメロディを弾いた後、やっと『ドレミファソラシド』を習う。『なるほど!』って、その時にギターの構造や音楽の理論の基礎が理解できる。

コードは和音。和音とは『3つ以上の音を同時に鳴らす』という定義がある。その『3つの音』は、習得した『ドレミファソラシド』の中から自分たちが選んでいく。

決して、「ドとミとソを一緒に鳴らしましょう!」と教えるだけではダメ。それでは自分で選択したことにならないし応用も出来なくなる。

まずは、『こんなコードを演奏したい』と自分で思い描く。そして、それに合った『3つの音』を自分で選んでいく。

選ぶ基準となるのは『各音の特徴』。これを知らないと、どの音を選べば良いのか分からない。だから、まず『ドレミファソラシド』の各音のキャラクターを明確にして覚えてもらう。

つまり、メロディもコードも、そのキャラクターたちが作り出す物語であり、その物語を最終的には自分で作っていくという作業が出来るようになる。

以上のような手順により、『ドレミファソラシド』と『メロディ』と『コード』が密接に関わっていることが理解でき、さらにそれを『自分で作っていいんだ!』って分かる。


これが、ギターを習得する最も理想的な手順。


悲しいかな、ギターにとって最も理想的な習得手順が、普通のギターでは非常にやり難い。だから、ギターは挫折者を多く輩出する楽器の代表格となっている。


よなおしギターは、この『ギターの最も理想的な習得手順』がとても簡単に、スモールステップで進める楽器だ。しかも、楽しく。

だから、絶対に挫折が無い。


クラブ四日目、そんなよなおしギターを手にした子供たちはどうなったか?

10名全員、<C> <F> <G> の3つのコード、いわゆる『スリーコード』が弾けた。ほんの15分程度の時間でだ。

このスリーコードが弾ければ、童謡や唱歌の多くが演奏できる。

前回の約束通り、パート分けをした。『メロディ』『ベース』『コード』の3つのパートだ。

練習する曲は、この日初めて挑戦する『虫のこえ』。

担当の先生が、各自の適性を見てパート分けしていく。この辺りは、子供たちを熟知している先生方、さすが見る目が素早く的確だ。

パートに分かれて少し練習した後、みんなで合奏した...

ギターを初めて触った子がほとんど、そこから始めてクラブ活動は四日目、実質の活動時間は4時間にも満たない。


そんな子たちが、ギターの合奏を完成させてしまった!


確かに、よなおしギターだから出来たこと。でも同時に、この10名だったからこそ合奏がこの短時間で完成できたのもまた事実。

四日目のクラブ活動が集中して楽しく出来たのはユンケルのお蔭じゃない。この10名の生徒たちのお蔭だ!


次回は、小さな発表会をやる予定。もうすでに全員の合奏としては完成しているけど、今度は3~4人のグループに分けてグループごとにみんなの前で弾いてもらおうかな。

そして実は、11月中旬に行われる学習公開(文化祭のようなイベント)の日、ギターミュージッククラブの10名がギターの演奏を発表することが決まった。

つまり、全校生徒の前での演奏だ!

次回は、発表会に向けてたくさん合奏の練習だ!


<ギターミュージッククラブ全5日間>

・小学校クラブ活動初日~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動二日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動三日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動四日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動最終日~ギターミュージッククラブ~

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