教育楽器としての役割

先日の記事でお伝えしたように、9月より地元小学校でよなおしギターによるクラブ活動『ギターミュージッククラブ』が行われています。
記事【よなおしギターの教育楽器としての役割】
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クラブは全5回。一回終わるごとにブログの記事にてその模様をご報告していこうと思っています。


9月12日(火) クラブ初日

緊張の初日!前の晩から頭の中がイッパイで、なかなか眠れなかった。

どんな内容の指導をするか全て決まっていて、テキストも数日前に完成。話すことも何回も頭の中でリピートし、時間配分もOK!

この辺り、ネガティブ思考の良いとこ悪いとこ。不安で完璧な準備をしているにもかかわらず、不安で眠れない...

自宅のギターレッスンではたくさんの小学生を教えてきているのに、やっぱり教育現場に入っての指導は一味違う...と、自分で勝手にプレッシャーを掛けてるんだよな~。

そして当日。クラブ開始30分前に音楽室入り。

参加児童10人分、10本のよなおしギターをチューニング。指導内容を最終確認したいけど、チューニングに時間を取られるのはギターの宿命だね。

開始5分前くらいから児童たちが教室に入ってきた。ほとんどが顔見知り、子供たちも私の顔を見るのは1度や2度じゃない。

挨拶があって、児童10名に自己紹介してもらった。顔は分かるけど、名前を憶えていない子もいたので。そして、私のことはこう呼んでもらうことにした...

『よなおし先生』

黒板にチョークで大きく書いて覚えてもらう。すげ~本当に学校の先生みたいだな~

いよいよ本題。

まずは、ギターの各部分の名前の説明と取り扱いの注意点を話し。早速、弾いてもらうことに。


決めていた流れ。その一。


まずはとにかく弾いてもらって、よなおしギターの楽しさを体験してもらうこと。それでこの楽器に興味を持ってくれれば、その後が楽になると思ったから。

サラッと練習をして、みんなで『チューリップ』の演奏。

すげ~最初からほとんどの子が上手に弾けた!

子供の吸収力+よなおしギターの組み合わせはやっぱり最強だ!

2回目の演奏。みんなピッタリ合って、最後のジャラ~ンも決まった!

そして2曲目。『めだかの学校』

少しリズムが難しい。だから「リズム気にしなくていいよ!弾く弦が合ってれば大丈夫!」って伝える。そう、まずは弦を弾く練習だよ!

何てったって、参加児童ほぼ全員、ギターの弦を弾(はじ)くのなんて初めてなんだから。

それでも、みんなしっかり説明を聞いてくれて『めだかの学校』もだいたいOKよ!

クラブが始まって約20分。実際に曲を弾き始めてから10分程度。もう2曲、完璧じゃないけどみんなが弾けた!

これが、よなおしギターの即効性!自分で言うのもなんですが...

とんでもない楽器だ!

みんなもう少し弾きたいだろうな~という感じのところで、理論の勉強に転換。


決めていた流れ。その二。


音楽理論の基礎の基礎を教えること。これね、私のこだわり。だから、どうしても指導内容に入れたかった。

でも、音楽の授業とは違うよ、もっと砕けた感じで楽しく教える自信があった。んだけど...

得意分野だからこそ、変に力が入っちゃった。いつものように集中できなかったよ。

その理由を考えた。

一番は、心配でナーバスになっていたこと。

なにが心配だったかというと、『みんな理解できてるかな?』ってこと。

いやいや、いつもなら相手が誰であろうと、多少難しい理論も理解させられる自信はあるんだけど。やっぱり今回は、自分にプレッシャーを掛けちゃってたんだね。

妙に緊張していて、何だか自分の声しか聞こえない。普段だったら、相手の顔もちょっとした仕草も見逃さないのに、その余裕がない。そして、大量の汗...

多分、説明したことの半分も伝わらなかったと思う。

でもね、もう気持ちを切り替えてる。なぜかというと、まだあと4回あるから。例えばこれが単発の特別授業だったら、もう落ち込んじゃってしばらく立ち直れなかっただろうな~

でも、私自身にも生徒たちにも、まだ4時間残されている。『最後の日までにみんな分かるようになればイイや~』って、我ながら珍しくポジティブ。

なので、もう次回の内容もほぼ決まった。レベル2の曲、つまり、左手を少し使う曲の説明までやっちゃうぞっ!てくらいポジティブ。

そう、それぐらい、生徒たちのよなおしギターに対する食いつきが良かったのは感じられたから。

特に、6年生の女子は「これ楽しぃ~」って言ってくれてたよ。恐らく彼女たちは、アッという間にコードまで弾けるようになる。

他の生徒たちも、楽しそうに弾いてくれた。小学生はみんな素直で可愛い。まぁ、それは分かっていたんだけど、しっかり説明を聞けて、その通りにやってくれて、だからアッという間に上手くなる。

みんな上手だったよ!

そして、前回の記事に登場した、音楽苦手なA君。

マイよなおしギターを持参して、一番前の真ん中に陣取って、みんなよりアップテンポで弾いてくれてた。これが、音楽苦手で楽器に拒否反応を示す子だとは思えないよね。

先生も仰っていたけど、学校の教材であるリコーダーや鍵盤ハーモニカでも難しくて出来ない子は多い。しっかり練習させることも教育の一環なのかもしれないけど、それによって音楽嫌い、楽器嫌いが誕生してしまうのなら、非常に悲しいことだ。

他の教科でも言えることだけど、みんながみんな同じことが出来る必要なんてないよね。けど、各教科で必ずみんな1つは得意な部分を持たせてあげたい。

算数の分数でつまずく子は多い。例えば、テストで< 1/2 + 1/4 >という問題が出たとする。

もちろん、こんな感じで計算すれば〇がもらえるけど。

分数の足し算1


同じテストの時、図工が得意な子は粘土でピザみたいな円盤を作ってこんな感じの答えを示しても〇をあげれば良いと思う。だって、間違ってないし。

分数の足し算2


分数の足し算の計算方法が分からなくても、自分の得意なことで〇をもらえたということが自信になり、楽しくなって興味を持ち始める可能性が出てくるから。でも、そのチャンスさえも逃しちゃったら、一生『分数が分からないから算数嫌い!』で終わっちゃう。

ちょっと話が逸れたけど...

よなおしギターは、音楽好きな子供はもちろん、音楽が嫌いな子供も、楽器未経験の高齢者も知的や身体障害者も、そんなこと関係なく平等に楽しめるチャンスがある楽器だ。

クラブ活動を通して、改めてそのことを感じることが出来た。


初日のクラブ活動、最後にもう一回『チューリップ』を弾いた!うん、みんな上手!

まだ弾き足りなそうな感じの子が多かったけど、それがイイ。次のクラブが楽しみになるからね。

「来週はもっとたくさん弾こうね!」って伝えて、クラブ初日終了。

疲れた~!とにかく疲れた。

でもこれで様子が分かったし、反省点もあるけどポジティブになれたし、何よりみんながとっても素直に取り組んでくれることが分かったから、次回はもうちょっと余裕を持って出来そうです。

楽しみだな~!


<ギターミュージッククラブ全5日間>

・小学校クラブ活動初日~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動二日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動三日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動四日目~ギターミュージッククラブ~
・小学校クラブ活動最終日~ギターミュージッククラブ~

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